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【自律神経】半身浴で動悸が改善!自律神経の働き

こんにちは!

ketoraaaです。

前回は、SNSをやめて落ち着きを取り戻したことや支えとなる言葉をもらったこともあり、休職から復帰したところまでお話ししました。

仕事に復帰してしばらくすると、職場で動悸を感じるようになりました。

打合せが長引いた際などに起きてくるようでした。

とりあえず動悸の対処として、コンスタンという抗不安薬を頓服として処方されました。

抗不安薬の効果は絶大で、飲むとみるみる動悸が収まりました。

ただ、少しぼーっとする感じでした。また、頓服薬を飲むと、体調のリズムとは関係なく行動的になってしまう感じがありました。

動悸について薬剤師に話していると、動悸を感じた時は深呼吸をするのと、

「全身浴だと心臓に負荷をかけて交感神経を優位にしてしまうので、40℃くらいのお湯で半身浴してみてください」

と言われました。

「お風呂ごときで?」と半信半疑で実践してみると、うそのように動悸は解消していきました。

この時から、自律神経というものを意識するようになりました。

最近は本やテレビなどでも頻繁に取り上げられるようになった自律神経ですが、私は、このときまでまったく知りませんでした。

「名前だけは聞いたことがある」という方も多いかと思いますので、自律神経について簡単に説明したいと思います。

自律神経とは、交感神経と副交感神経からなる、呼吸、睡眠、胃腸の働きといった身体の無意識の活動をコントロールする神経です。

髪の毛のおよそ80分の1程度の太さしかありません。

手を動かすのとは違い、血液の循環スピードや汗の量を意識してコントロールできないように、意識とは関係なく24時間休みなく働いています。

自律神経のうち、意識的にコントロールできるのは呼吸だけと言われています。

交感神経は身体の活動を活性化させ、副交感神経はリラックスさせます。

違和感なく生活が送れている際には、二つ神経の均衡が保たれていますが、その均衡が崩れると、不眠・食欲不振・だるさ・頭痛・動悸・耳鳴りといった、感知できるレベルの症状が出てくることもあります。

頭痛や耳鳴りの根本治療が難しいことから分かる通り、現段階では、自律神経をピンポイントで治療する方法はなく、身体が自らの力でゆっくりと均衡を取り戻していく手助けのような治療となるようです。

自律神経を乱す有名な習慣としては、過度なストレス、睡眠不足、暴飲暴食、喫煙、スマホ・ネット・ゲームのやりすぎなどがあります。

それらを見ると、自律神経の乱れは、本来は自律神経を休める時間にも、自律神経に負荷をかけ続けることで起きることが分かります。

そういった外からの過度な負荷に対して、人間の活動を守るために負荷をはね返そうと交感神経の働きが過剰になった結果、バランスを損ねてしまうようです。

交感神経が過剰になれば、逆に副交感神経の働きが弱まり、リラックスして眠ることや、副交感神経によって活発に働く胃腸の働きに支障が出て、不眠や食欲の異常となって身体に現れます。

「うつ病は、これ以上の身体への負荷を避けるため、一気に副交感神経を優位にして身体の動きを強制的に止めて休ませるための、人間の防衛本能」という説もあるようです。

半身浴で改善したことからも、私の動悸は、まさに自律神経の働きであったようです。

つづきます。

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